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コラム

服薬アドヒアランス

「服薬アドヒアランス」という言葉があります。 患者さんが薬を決められた用法用量できちんと飲んでいるかどうかを考えてみたとき、きちんと飲んでくれているとき「アドヒアランスが良い」という言い方をします。医師は患者さんがきちんと飲んでくださることを信じて薬を処方しています。
しかし、再受診してこられた患者さんに確認するとき、この服薬アドヒアランスが良くない場合によく遭遇します。
これは、その薬が患者さんの体質に合わなかった場合もありますが、患者さんが勝手に服用を調整したり、止めたりする場合もよくみられます。
例えば、高血圧の薬を血圧が下がったからといって、勝手に薬を中止する患者さんもいらっしゃいます。 以前にご主人の「胃の薬をもらって飲んでいる」と言われたご婦人に、何の薬か確認したところ抗癌剤だったこともありました。
薬のことで疑問に思ったら、医師や薬剤師の先生に遠慮なく問い合わせして見られたらいかがでしょうか。
医師も患者さんに早く良くなってもらいたいと祈るような気持ちで、どの薬がいいだろうかと頭を悩ませながら処方しているのですから。

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