臓器移植は特別なことと思いがちですが、現在日本でも腎臓、肝臓などの臓器移植が年間1000例以上行われています。心臓、肝臓、腎臓などの病気が重症化し、臓器を入れ替えることだけが唯一の治療法のことがあり、このようなときに臓器移植が行われます。
臓器移植のためには、他の誰からか臓器を提供してもらう必要があります。移植には親子や夫婦から臓器の一部を提供してもらう「生体からの移植」と、「脳死や死体からの移植」があります。
自分の大切な人が、移植が必要となったときに、提供したくても血液型や体格が合わず移植できないこともあります。臓器を提供してくれる人(ドナー)が見つからず外国で移植を受ける人もいます。日本の臓器移植の多くは生体からの移植で、脳死からの移植は年間ごくわずかです。
脳死を人の死と考えるのには賛否両論ありますが、もし自分が脳死状態になったとき、臓器を他の人に提供したいと思う人は「ドナーカード」でその旨を意思表示することが出来ます。
「ドナーカード」は病院や保健所などにありますので希望される方はご相談下さい。

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