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コラム

気管支喘息について

喘息発作は、夜間などに呼吸が「ヒューヒュー」と息苦しくなる病気で、子供から大人まで幅広くみられます。
喘息の治療は、発作を止める治療と発作を予防する治療に大きく分けることができます。発作の頻度が少ないときは、息苦しくなった時にこの発作を止めるベーター刺激剤の吸入などの治療が中心になりますが、発作が再々起きる場合はあらかじめ発作が起こらないようにするステロイド剤の吸入などの治療が必要です。
吸入する薬剤の種類によって、発作止めか発作予防かという治療の目的が異なることに注意しなければなりません。
最近はこの発作を予防する治療が進歩し、上手に使うことによって副作用はほとんどなくなりました。喘息の体質は根本的にはなくならなくても、治療によって発作を起こらないようにして普通に日常生活を送ることは可能です。
喘息発作の苦しさは当人でないとなかなか分かり得ないのかも知れませんが、喘息の患者さんも普段は普通に生活しているせいか周りのものも軽く考えがちです。
それでも現在国内で喘息によって年間約3千人死亡しており油断できません。発作が起こったときには早めに対処することが必要です。

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