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コラム

痛風について

足の親指の付け根が腫れて痛くなった方を時々診ます。 この原因として痛風があります。
痛風は美食家に多いことから昔「ぜいたく病」といわれていましたが、現在では飽食の時代を反映し、ありふれた病気となっています。痛風は体の尿酸の濃度が高まって起こり、特にアルコールや肉類を多く飲み食いすると高まります。社会的に活躍している人に多い病気でもあります。つまり大食い、酒飲み、活動的というような人がかかりやすいともいえます。
痛みは治療すれば1~2週で治りますが、こじらすと足首や膝や手首まで痛んだり、腎臓を痛めたりするので注意が必要です。高血圧や糖尿病の誘引となることからも早期治療が大切です。痛い時は痛み止めの薬服用し、患部を冷やし安静にします。全てのアルコールは痛みが治るまでは厳禁です。
一刻も早く薬で尿酸を下げたくなりますが、痛いときに尿酸を下げると逆効果です。痛みが治ってから尿酸を下げる治療をするとよいでしよう。粗食や禁酒も長続きは大変ですので、ほどほどで結構です。
普段から腹八分目で運動不足にならないようにし、十分な水分補給とストレスを減らす生活に心がけてください。

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