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コラム

集団災害のトリアージについて

ニューヨークの世界貿易センタービルが倒壊し、2749人の犠牲者がでました。 尼崎のJRの列車事故で多くの犠牲者が出ました。 このような集団災害の際に、医師にとってトリアージが大切な仕事になります。
トリアージというのは災害現場で被災者を、重症、中傷、軽症、死亡に振り分けする作業のことで、重傷、中傷、軽症の順に優先して病院に搬送し治療しようとするものです。
一人ひとりの命に優先順位はありませんが、けがの緊急性や重症度に応じて治療の優先順位を決定し、救命可能な重傷者を優先的にいち早く病院に収容し治療を行うことで、よりたくさんの人命を救うことが出来るということが証明されています。
集団災害は無いにこしたことはありませんが、佐賀県医師会も佐賀空港の事故を想定してトリアージ訓練を行っています。
日常生活でもいくつかの仕事を並行してこなしていかなければならないことがありますが、うまくトリアージしてより大切な仕事を優先的に片付けていくのが仕事の達人といえるのかもしれません。

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